VNCは、Virtual Network Computingの略である。昔から「リモートデスクトップ」とか呼ばれたソフトがあった。一時期流行って、製品も結構発売されていたがいつの間にか消えていた。流行は流行だったが、俺が便利だと思ったのは自宅でWindows2000Serverを運用していて、こいつの管理にリモートコントロールソフトの利便性を感じていた。
複数台の鯖を管理していると中にはディスプレイに接続していない鯖も出現するのでそういった鯖の管理は、リモートコントロールソフトの出番という訳である。このような現状から、このFreeで使えるReal VNCと言うリモートコントロールソフトのセットアップ方法を紹介してみたい。セットアップは簡単なので是非に試してもらいたい。
1.はじめに
まずVNCを立ち上げたら、どんな画面が現れるかを見ていただきたい。図1はReal VNCを起動してリモートによりWindows2000サーバのGUIでFreeのミラーリングソフトを立ち上げて同じLAN内にあるSAMBAサーバの共有ファイル達のバックアップを取っているところである。
2.セットアップ
1)Real VNCのゲット
Real VNCは、本家のサイトは有るがFreeSoftの宝庫 「 Vector 」 の ここ からゲットできる。俺がゲットしたときは、 vnc-4_1_1-x86_win32.exe が最新であった。Googleと色々な方がVNCを紹介しているのだが、なぜかダウンロードサイトの殆どがリンク切れであった。
2)セットアップ開始
セットアップは英文ダイアログであるが、ほとんどがNextで進んでいけばいいので楽である。図2はセットアップ開始画面である。Nextで進む。
3)ライセンス承諾画面
ライセンス承諾画面なので、画面を垂直スクロールさせて内容を読んで l accept the agreement を選んで Nextで進む。
4)インストールドライブ&フォルダ選択
インストールするドライブとフォルダを選択する。俺の場合、D:\RealVNC\VNC4 へインストールした。
5)コンポーネントの選択
VNC Server(コントロールされる側)とは、コントロールされる側でWindowsでもサーバタイプではない、Windows98/ME等のOSをリモートコントロールする場合に必要。
VNC Viewer(コントロールする側)とは、コントロールする側でクライアント側のホストに必要。
俺の場合は、Windows2000サーバをコントロールしたいのでVNC Viewerのみにチェックを入れた。
Nextを押して進む。
6)スタートメニューのフォルダ名を設定
デフォルトなのでNextを押して進む。
7)icon登録の有無
デスクトップiconとクイックランチiconの選択。俺は、デスクトップiconのみチェックを入れた。
Nextで進む。
8)設定内容の確認
確認OKなので、Installで進む。
9)Infomation
Nextで進む。
10)セットアップ完了
Finishを押して終了。
3.VNC Viewerを起動する
セットアップが完了したら、デスクトップに有るVNC Viewerを起動してみる。
1)サーバ名を入力する
ターゲットとなるServer名を入力する。DNS等で名前解決されてない場合には、IPアドレスを入れる。
2)パスワード入力
初めにパスワードを設定した方が良いと思う。パスワードの設定により、以降VNC Viewer起動時には、そのパスワードの設定でloginする形となる。
4.VNC使用上の注意
1)VNC側へkey情報を送るには
図13のようにログオン開始画面が出ている場合等で Ctrl+Alt+Delete の実行が必要なときは、VNCをアクティブにしてF8Key を押しメニューを出して、 sendCtrl+Alt+Delete を選べば図14のログオン情報画面へ進む。
以上
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