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ネットワークの形態!

クライアントサーバー型ネットワーク

ネットワークの形態で一番古くから使われている形態です。C/S型ネットワークと言われ、1つのドメイン(グループ)にサーバー1台とノード(クライアント)数台で構成します。上図はその構成を表しています。かなり昔は、サーバーが大型のコンピュータ(メインフレーム)でノードがUnixワークステーションとかなり高級なネットワークでした。特に大手企業が中心に構築していました。しかし現在は、小型のパーソナルコンピュータの性能が向上し価格も安価になってきたので小企業レベルでも比較的簡単に、このC/S型ネットワークを構築できるようになりました。このC/S型ネットワークは主に セキュリティーに優れている と言う特長を持っています。使用されているマシンの現在のトレンドは、サーバーマシンにPentiamⅡもしくはPentiamProのPC/AT互換機をクライアントマシンにPentiamのPC/AT互換機の構成のようです。
この構成でサーバーの役割は、1つのドメインネットワークの管理を行います。
各ノードのネットワーク上でのふるまいはすべてサーバーで制御します。このサーバーは時にはファイルサーバーとなり、時にはプリントサーバーとなり、時にはデバイスサーバーとなり、時にはイントラネットサーバーとなることが出来ます。以下に、サーバーの機能を示します。

● サーバーは、そのドメインに参加(Login)できるノードを選ぶことが出来る。

あらかじめ、サーバーは管理するネットワークに参加( Login )させるノードを自由に選択してネットワークに参加する際、認証を設けて監視する事が出来る。

● サーバーは、自身のディスクのフォルダ及びファイルにアクセスできるノードを選ぶことが出来る。

あらかじめ、サーバーは自分のフォルダ(ディレクトリ)さらにはファイル1つ1つにアクセス権を設けてノードに対する制御が出来る。

● サーバーは、自身に接続されているプリントサーバーにアクセスできるノードを選ぶことが出来る。

あらかじめ、サーバーは自分に接続されている共有プリンタ(プリントサーバー)にアクセス権を設けてノードに対する制御が出来る。

● サーバーは、自身に接続されているデバイスサーバーにアクセスできるノードを選ぶことが出来る。

あらかじめ、サーバーは自分に接続さCD-ROM-ROMドライブ。MOドライブ、モデム等(デバイスサーバー)にアクセス権を設けてノードに対する制御が出来る。
このような機能が主な機能です。しかし、細かく言うともっとありますがここでは詳しく説明しません。さらに、このサーバーを操作するのは人間であることを忘れてはいけません。サーバーを操作できる権限の人をUnixでは、 root 、Windowsでは、 Adoministrator もしくは SuperVisor とか呼びます。オペレーション及びアクセスの権限の決定はこの管理者に任されます。

Peer to Peer型ネットワーク

このネットワーク形態はあまり古くはありません。特に最近はやりのOS、Windows95のネットワーク機能がこれに該当します。もっとも安価で簡単なネットワークとして広く普及しています。しかし、安価なだけ欠点も多くあります。ところで、このネットワークは前述でお話したC/S型ネットワークと比較すると以下のような違いがあります。

● 固定のサーバーがない。

固定のサーバーを持ちません。したがって、ノード(クライアント)1からノード5まででどのマシンでもサーバーにすることが出来ます。

● セキュリティー機能が貧弱。

アクセス権らしきものを設定する事が出来ますが、ファイル単位等の細かいアクセス権は設定できません。ですからセキュリティーシステムとしては危険なネットワークです。まず、使えません。

● グループの概念が違う。

C/S型ネットワークのようにドメインと言う概念ではなくワークグループと言う概念になります。これは、C/S型の場合にはサーバーが上位でノードが下位と言うようなPeer to Peer型の場合は特定のサーバーを持たないため、すべて平等と言う形が成り立ちます。あまり使う価値の無いような事を書きましたが、そんな事はありません。即席のネットワークとしては使い方さえ間違えなければ立派なネットワークが構築できます。特に、古くなったパソコンを押し入れから引っ張り出してきてサーバーにしたらいかがでしょうか!プリンターの共有はもちろん、CD-ROMドライブの共有、MOドライブの共有なんて結構使えますよ。

それではこのセクションの話はこれで終わりにします。次のセクションでお会いしましょう!

以上

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