カーネルのアップデートは、ソースからコンパイルしなくても、バイナリでも慎重にやろう!ってほんとマジでっせー(ーー;)
1.カーネルのゲット
まずは、 VineのFTPアップデートサイト から最新カーネルバイナリをゲットする。
そのときに、CPUの種類に注意。カーネルには、
◆ i386
◆ i586
◆ i686
がある。unameコマンドか初期画面にカーネルのバージョンが出るので確認して欲しい。例えば、俺の場合はAMDのK6-2なのでi586で2004年7月現在のカーネルアップデートが以下であったのでこれで説明する。
kernel-2.4.22-0vl2.14.i586.rpm
kernel-headers-2.4.22-0vl2.14.i386.rpm
kernel-source-2.4.22-0vl2.14.i386.rpm
2.アップデート
まず、カーネル以外のシステムに影響がないようにシングルユーザモードに移行する。
# init S
シングルユーザモードに移行したら、始めにカーネル本体を展開する。–forceパラメータを使って依存関係無視、強制展開。
sh# rpm -ivh –force kernel-2.4.22-0vl2.14.i586.rpm
rpmのパラメータ-ivhに注目。-Uvhにしないこと。あくまでも新規インストールということを間違えないこと。次に、lilo.confの以下追加、変更。濃い文字の部分が追加、変更の部分。
3.liloの編集
sh# vi /etc/lilo.conf
prompt
timeout=50
default=linux
boot=/dev/hda
map=/boot/map
install=/boot/boot.b
message=/boot/message
lba32
image=/boot/vmlinuz-2.4.22-0vl2.14
label=linux
read-only
root=/dev/hda3
append=”apm=on hdd=ide-scsi”
image=/boot/vmlinuz-2.4.22-0vl2.10
label=linux.old
read-only
root=/dev/hda3
append=”apm=on hdd=ide-scsi”
image=/boot/vmlinuz-2.2.25-0vl3
label=linux-2.2-up
read-only
root=/dev/hda3
# /sbin/lilo
これを一発かますことを忘れないこと。これを実施しないとliloがアップデートされない。くしくも、俺はよく忘れる(;-_-;)
4.その他の作業
のこりのモジュールの展開、
sh# rpm -Uvh –force kernel-headers-2.4.22-0vl2.14.i386.rpm kernel-source-2.4.22-0vl2.14.i386.rpm ← 一行に!
ここでは、-Uvhでアップデートインストすることを間違えないこと。ノートPCの場合は、これ以外にkernel-pcmcia……もアップデートしなければならない。 これで、全て完了。
sh# reboot
後は、再起動すればOK!再起動後に、uname -aを実行して確認を行うこと。
以上
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