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Ubuntu9.04でe-mobile D02HWを無理矢理使う!

Ubuntu9.04マシンでイーモバしようと思ったのだけど、どうも旨くいかない。
「無理矢理」と言い方が適切かどうか解らないけど、Ubuntuの入ってるノートPCへD02HWをいきなり接続したら、とりあえず認識したと思ったのに、実際に繋げてみたらつながらなかったので、えらく悔しい思いをした。だから、何となく無理やりにでも繋げたかった。

つまり、ハードウェアデテクトでD02HWをモバイルブロードバンドとして、認識はしてるんだけど実際にコネクトすると機器側から切断されてしまう状態だ。

この問題・・・・・・。
俺の予想だが、現状のドライバーが間違えてると考える。D02HWは、Ubuntu側ではGSMモデムとして認識されてるようだが、実際は違うものなので、USB0へ繋がれているのは違うものだということで切断を余儀なくされる。

どこかの記事で見たのだが、このモデルに関しては海外のキャリアは、GSMモデムとして認識されているそうだ。つまり、GSMモデムのコマンドセットで動作するのではないかと思ってる。

それなら、このD02HWは何かと言うと、IS-707-AモデムというCDMAモデムとして認識されるらしい。
D02HWは、種別選択にHALではなくudevを使用しており、このモデムはGSMと認識されてしまうためにNetworkManagerのUI経由ではPPP接続出来なくなってしまうというこだそうだ。

少なくもUbuntuの現状バージョン(2009年6月現在のバージョン9.04)でD02HWを使う場合は、pppconfigを使ってコマンドセットし、コネクションをpon、poffを使って行う方法しか、俺は無いと思ってる。



1.Huawei E220の定義を変更する

/usr/share/hal/fdi/information/10freedesktop/10-modem.fdi
にある Huawei E220の定義を、

$ sudo vi /usr/share/hal/fdi/information/10freedesktop/10-modem.fdi

省略

<!– <append key=”modem.command_sets” type=”strlist”>GSM-07.07</append>
<append key=”modem.command_sets” type=”strlist”>GSM-07.05</append>
–>

をコメントして、
<append key=”modem.command_sets” type=”strlist”>IS-707-A</append>

を追加する。

以降省略


2.pppconfigコマンドでpppの設定を行う

多分、Ubuntuには標準で入ってるパッケージだと思う。管理者モードで設定を行う。

$ sudo pppconfig

Createを選び、以降対話式に設定する。
プロバイダ名 : emobile
ISPのユーザ名 : xxxxxxxx@xxxxxxxx(割り当てられたユーザ名)
パスワード : xxxxxxxx(割り当てられたパスワード)
電話番号 : *99***1#
COMポート : /dev/ttyUSB0(但し、他にUSB機器が繋がっていないことが前提)
認証方法 : PAP


3.設定確認

/etc/ppp/peers/emobileが設定されたテキストだ。これを確認する。

$ sudo more /etc/ppp/peers/emobile

#
hide-password
noauth
connect “/usr/sbin/chat -v -f /etc/chatscripts/emobile”
debug
/dev/ttyUSB0
460800
defaultroute
noipdefault
user “xxxxxxxx@xxxxxxxx”
remotename emobile
ipparam emobile


4.実際に接続・切断する

接続するには、
$ sudo pon emobile

接続を切るには、
$ sudo poff

以上

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