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Solaris8かゆいところに手が届く(intel版)!

Solaris8のコマンドで、すぐ忘れてしまう、あるいはどうしたら良いんだろう?と言うコマンドを集めた。簡単なことなんですが、小生はすぐに忘れるので、メモ代わりにちょっと。。。


1.グループ&ユーザ登録とパスワード設定

root権限からグループ登録、

# groupadd groupname

ユーザ登録、

# useradd -c ‘Taro Yamada’ -d /export/home/yamada -m -g 10 -u 1002 -s /bin/csh yamada

# passwd yamada
< パスワード入力と確認 >

あるいは、

# useradd yamada

# passwd yamada
< パスワード入力と確認 >

ファイルを直接編集する場合は、

# vipw

で直接、passwdファイル、shadowファイルを編集する(この場合、手動でホームディレクトリを作成する)。


2.パッケージの追加、削除

ファイルの展開は、

# gzip -d < パッケージ名 >.gz

パッケージインストールは、

# pkgadd -d < パッケージ名 >-sol8-intel-local

パッケージの確認は、

# pkginfo

パッケージの削除は、

# pkgrm < パッケージ名 >

最近だけど、昨今の時流に乗ってオートパッケージ管理コマンドみたいなのが有るみたい。 pkg-get とか言う。
インストール方法は簡単、 ここ からパッケージゲットして、

# pkgadd -d BOLTpget.pkg

これで、インスコされる。

SUNのFreeWareサイトに繋がって勝手にダウンロードして勝手にインスコする。パッケージのインストールは、

# pkg-get -i < パッケージ名 >

アップグレードは、

# pkg-get -U < パッケージ名 >


3.キーボード、ビデオカードの再設定

# kdmconfig

でインストール時のように、再設定する。


4.ネットワークの設定

● /etc/netmasks
ネットワークアドレスとサブネットマスクを記述する。

例:

192.168.0.0 255.255.255.0

● /etc/resolv.conf
ドメイン名とネームサーバのIPアドレスを記述する。DNSを立ててない場合は、プロバイダのドメイン名とアドレスになる。

例:

domain hogehoge.com
nameserver 192.168.0.2
nameserver 192.168.0.3

● /etc/defaultrouter
ネットワークのゲートウェイとなるIPアドレスを記述する(このファイルはデフォルトでは存在しない)。

例:

192.168.0.1

● /etc/nodename
自分のマシンのホスト名を記述する。

例:

ns1

● /etc/hosts
いわゆる、hostsファイル。ネットワーク内のIPアドレスとそれに対応したホスト名を記述する。

例:

127.0.0.1             localhost
192.168.0.2   ns1       loghost
192.168.0.3   ns2

● /etc/hostname.elx0(elx0の部分はnicのベンダーによって異なる)
自分のマシンのホスト名を記述する。

例:

ns1

● /etc/nsswitch.conf
hosts:の行がfiles dnsの順番になってるかを確認する。

例:

hosts: files dns

● いやー面倒だ!ってな具合にネットワークの設定を全面的に変更したい場合

# sys-unconfig

このコマンドでもう一度ネットワーク情報の設定を行う(ただし、IPアドレスを初ネットワークに関する全ての設定が初めから聞かれるのでそのつもりで使うこと)。


5.シェルの環境設定

● cshの場合
~/.cshrcなどに記述する。

set path=(/opt/sfw/bin /usr/local/bin /usr/bin /usr/sbin /usr/openwin/bin \
/usr/dt/bin usr/xpg4/bin /usr/ccs/bin /usr/ucb)

● sh(Bash)の場合
~/.profileなどに記述する。

PATH=/opt/sfw/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:/usr/sbin:/usr/openwin/bin\
:/usr/dt/bin:usr/xpg4/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb\
export PATH

また、suコマンドでrootになった場合は、PATHなどの環境変数が引き継がれない。この場合、PATHの設定をするには、/etc/default/suを編集する。

# PATH sets the initial shell PATH variable
#
#PATH=/usr/bin:
PATH=/usr/bin:/usr/sbin:/usr/local/bin:/usr/local/sbin:/usr/sfw/bin:
/usr/ucb:/usr/ccs/bin:.

# SUPATH sets the initial shell PATH variable for root
#
#SUPATH=/usr/sbin:/usr/bin
SUPATH=/usr/bin:/usr/sbin:/usr/local/bin:/usr/local/sbin:/usr/sfw/bin:
/usr/ucb:/usr/ccs/bin:.

● LD_LIBRARY_PATH

ライブラリパスの指定。

# crle -c /var/ld/ld.config -l /usr/lib:/usr/local/lib:/opt/sfw/lib


6.再起動と終了

● 再起動

再起動の場合は、

# sync
# sync
# sync
# shutdown -y -i6 -g0

あるいは、

# sync
# sync
# sync
# init 6

もしくは、

# sync
# sync
# sync
# reboot

● 終了(停止)

通常停止の場合、

# sync
# sync
# sync
# shutdown -y -i0 -g0

緊急停止の場合、

# sync
# sync
# sync
# init 5

もしくは、

# sync
# sync
# sync
# halt


7.デバイスのマウント

CDROMのマウント

# mount -F hsfs -r /dev/dsk/c1t1d0p0 /mnt/cdrom


8.4項でも説明したけどネットワーク、パスワードの再設定

インストールに行った設定をもう一度行う形になる。

# sys-unconfig

以上

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