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このメールエラーなによ!?

MUAで俺たちはメールの送受信を行っているが、当たり前に送信して当たり前に受信しているのでいつもメールしている宛先からエラーメールが届くと「いったい何が起こったのだろう!?」と首を傾げる。
そんな経験をしたことがある方は少なくないと思う。ここでは、代表的なエラーメールの種類とその意味を俺なりに解説してみたい。それと、自分のφ(.. )としても残しておきたい。。。

■ 通常考えられるエラーメールを受け取る原因
① DNSサーバの障害、回線のトラフィックによる正引き障害
② 相手先のアカウントが無い、もしくは間違い
③ 相手先のメールサーバが無い、もしくは間違い
④ メールヘッダーの記述ミス、ケアレスミス
⑤ 差出人Fromヘッダーの間違い、あり得ないローカルユーザ
⑥ 相手先のアカウントのメールボックスが満タン
⑦ Spam野郎宛へうっかり返信してしまった

思い浮かぶのはこのくらいかな。とにかくエラーメールを受け取るにはそれなりに原因が有りそうです。


1.DNSサーバ関係のエラーとか他の番号に該当しないエラー
1)451 Name server timeout
DNSサーバへ名前解決を求めたが何らかの障害で返事が来なかった。
宛先のDNSサーバあるいは宛先のメールサーバに何らかの障害があって通信不可能な状態。
実際にダウンしていることも考えられるが、一時的な通信障害あるいはトラフィック等で短時間で復旧する可能性があるので、再度トライしてみるべきかと思う。

Postfixでは、以下のようなメッセージを受信した場合に、これに該当するかも知れない。

This is the Postfix program at host mail.hogehoge.ne.jp.

 I’m sorry to have to inform you that the message returned
 below could not be delivered to one or more destinations.

 For further assistance, please contact <info@hogehoge.ne.jp>

 If you do so, please include this problem report. You can
 delete your own text from the message returned below.

  The Postfix program

<xxxxxx@xxxxxx.com>: Name service error for domain xxxxxx.com: Host not found

2)450 要求されたメールアクションは受けいれない
他のエラー番号に該当しない一時的エラーはこれを用いる場合が多い。例えば、宛先のメールボックスがビジーとか何かしらの原因で利用不可能な状態のときなど。

# mailq
-Queue ID- –Size– —-Arrival Time—- -Sender/Recipient——-
366815BF0A 2134 Fri Dec 22 14:38:43 hoge@xxxxxx.net
(host ml.xxxxxx.com[210.172.140.106] said: 450 Rcpt to <taro@xxxxxx.com> – Temporary local problem – I said try later (in reply to RCPT TO command))
taro@xxxxxx.com

— 2 Kbytes in 1 Request.

3)452 queue file write error
キューファイルへ書込エラーが発生。

4)452 too many recipients
宛先が多すぎ。


2.結構多い550系エラー
1)550 Host unknown
宛先のホストが無い。
メールアドレスの「xxxxxx@hogehoge.ne.jp」の@の後の “hogehoge.ne.jp”が間違ってる可能性が高い(そんなメル鯖ねーよって言ってる)。目的のメールアカウントの存在するメールサーバが存在しない可能性がある。

550 5.1.1 xxxxxx@hogehoge.ne.jp… User unknown
Sorry, no mailbox here by that name. (#5.1.1)

2)550 User unknown
宛先のアカウントがない。
メールアドレスの「xxxxxx@hogehoge.ne.jp」の@の前の”xxxxxx”が間違ってる可能性が高い(そんなユーザ居ないよって言ってる)。つまり、目的のメールサーバに宛先のアカウントが存在しない可能性がある。

3)550 Relaying Denied
メールの中継が拒否された。
MUAの差出人Fromの設定及びsmtpサーバの設定情報を確認して誤りがある場合は訂正すべし。目的のメールサーバが指定ネットワーク以外中継を拒否している可能性がある。MTAにsmtp認証もしくはpop before smtpなどを使っている場合は、ユーザ認証情報が正しいかどうか確認する。

4)550 5.7.1 Access denied
メールが拒否された。
原因としてはいくつか有る。単に、相手先のメールサーバに拒否ドメインとして設定されている。または、不正中継サイトとしてブラックリストに載っているので拒否された。今まではこのような理由が多かったが、もう一つ多くなってきたのは、正引き情報と逆引き情報の整合性をチェックされて、不整合として拒否されたこと。つまり、正引き設定のみで逆引き設定を怠っているサーバが原因と言うことだ。このような場合は、逆引き設定をちゃんと行えば問題ない。

5) 550 no mailbox here
550 sorry, no mailbox here by that name. (#5.1.1) (in reply to RCPT TO command)
ここには、対象の名前のメールボックスはありません。


3.現在、宛先ユーザが存在しない
1)551 Access Denied
指定された宛先のユーザは存在しない。
もう一度、@の前の部分のユーザアカウントが存在しているかあるいは、現在アカウントが有効かどうか確認せよ。


4.宛先のユーザのメールボックスが満タン
1)552 Message is too large ・・・・

送信先のメールボックスが何らかの問題で送信できない。
たとえば送信しているメールに添付ファイルがつけてあり、それの容量が大きいために相手先サーバーが受け付けない場合(1M以上は受信不可制限をしているプロバイダあり)や、 送信先アカウントのメールボックスがオーバーフローしていて、これ以上メールを受けとれない状態になっている可能性がある。
送信するメールの容量を小さくしたり、送信先の方にメールボックスを空にしてもらうようにする。


5.ケアレスミスと不正中継
1)通信が不安定だ 553 Unbalanced

通信が不安定状態である。
後のMessageを良く確認べきだが、たとえば「xxxxxx@\hogehoge.ne.jp」とか「xxxxxx@hogehoge,ne.jp」いったように、ドメイン名に使ってはいけない記号などを使ったときに出力される。いずれにしてもケアレスミスの可能性が高い、宛先を確認して訂正すべし。

2)Spamメールに返信しても無駄だよ 553 Recipient is not local
553 Spam or junk mail threshold exceeded.
サーバに存在しないアカウントがメールを送信しようとしてる。MUAの差出人Fromの設定及びsmtpサーバの設定情報を確認して誤りがある場合は訂正すべし。目的のメールサーバが「指定ネットワーク以外だ!」と言って中継を拒否している可能性もある。Spamメール(迷惑メール)と指定されているメールアドレスなどに送信すると、このようなメールが返信されることもある。


6.このエラーメールの全ての内容で判断せねばわからん
1)554 Service unavailable
554 Unsolicited Bulk Email not accepted!! Check
送信すべき宛先へのメール送信に失敗している。宛先のメールサーバーがメンテナンスなどで停止中の場合やフォワードサービスを使ったためにループしてしまった時なども表示される。その他メールアドレスにドメイン名がないなどといった時にも表示される事がある。しかし、このエラーメールの内容をよく見て判断しなければならない。


7.サポートされていないんよ、このオプション
1)555 Unsupported option:xxxxxxxxx
xxxxxxxxxと言うオプションはサポートしとらん。

以上

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