圧縮と解凍については、みなさんも良く使うと思う。小生は特にWebサーバのアクセスログが貯まりすぎて、圧縮をして一時保存に利用したり、バックアップデータを圧縮して保存したりして利用している。小生自身、いざ圧縮を行うときに圧縮コマンド、解凍コマンドの使い方を忘れてしまうので、ここに掲載していざ使うときの参考にしたいと思っている。
1.tarで圧縮・解凍
■ 圧縮
# tar -cvf <圧縮ファイル名> <ターゲットファイル>
# tar -cvf access_log01.tar /usr/local/apache/logs/access_log.*
これは、/usr/local/apache/logs/access_log.*をaccess_log01.tarと言うファイルに圧縮する。
と言う意味である。カレントディレクトリに作られる。tarは、圧縮と言うよりファイル連結のようなコ
マンドである。
■ 解凍
# tar -xvf <解凍したいディレクトリ> <圧縮ファイル名>
# tar -xvf /var/log/ /usr/local/apache/logs/access_log01.tar
これは、/usr/local/apache/logs/access_log01.tarの圧縮ファイルを/var/log/へ解凍する。
2.tarファイルをZ形式(コンプレス)で圧縮・解凍
■ 圧縮
# compress <ターゲットファイル>
# compress access_log01.tar
これは、access_log01.tarファイルを圧縮する。結果的に、access_log01.tar.Zと言う圧縮ファイルが出
来る。
■ 解凍
# uncompress <ターゲットファイル>
# uncompress access_log01.tar.Z
これは、access_log01.tar.Zと言う圧縮ファイルをaccess_log01.tarと言うファイルに解凍する。
この場合は、カレントディレクトリに解凍される。この場合、access_log01.tar.Zと言う圧縮ファイルは
無くなる。
3.tarファイルをgz形式で圧縮・解凍
■ 圧縮
# gzip <ターゲットファイル>
# gzip access_log01.tar
これは、access_log01.tarファイルを圧縮する。結果的に、access_log01.tar.gzと言う圧縮ファイルが出
来る。
■ tarファイル生成も同時に行い一気にtar.gz形式に圧縮する
# tar zcvf assyukufile.tar.gz file1 file2 file3・・・・・
■ 解凍
# gunzip <ターゲットファイル>
# gunzip access_log.tar.gz
これは、access_log01.tar.gzと言う圧縮ファイルをaccess_log01.tarと言うファイルに解凍する。
この場合は、カレントディレクトリに解凍される。この場合、access_log01.tar.gzと言う圧縮ファイルは 無くなる。
4.tar.gzファイルをtarコマンドを使って一気に解凍する。
# tar -zxvf <ターゲットファイル>
# tar -zxvf access_log01.tar.gz
これは、access_log01.tar.gzと言う圧縮ファイルをaccess_log.*の元ファイルに全て解凍する。
この場合は、カレントディレクトリに解凍される。
# tar -zxvfC access_log01.tar.gz /tmp
これは、access_log01.tar.gzと言う圧縮ファイルを/tmpディレクトリへ解凍する。
5.tar.Zファイルをzcatコマンドを使って一気に解凍する。
# zcat <ターゲットファイル> | tar xvf –
# zcat access_log01.tar.Z | tar xvf –
これは、access_log01.tar.gzと言う圧縮ファイルをaccess_log.*の元ファイルに全て解凍する。
この場合は、カレントディレクトリに解凍される。
6.tar.bz2もしくはtbzファイル形式で圧縮・解凍する。
■ 圧縮
# tar Icvf assyukufile.tar.bz2 file1 file2 file3・・・・・
■ 解凍
# bzip2 -dc assyukufile.tar.bz2 | tar xvf –
7.bz2ファイル形式で圧縮・解凍する。
■ 圧縮
# bzip2 assyukufile
■ 解凍
# bzip2 -d assyukufile.bz2
まあ、このくらい書いておけば、すむでしょうか(笑)
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