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ネットワークの接続形態!

このセッションでは、ネットワークの物理的な接続形態について説明します。接続形態のことを”トポロジー”と言っています。したがって以下、トポロジーで説明します。トポロジーについてはいくつか種類がありますが、一般によく知られているのは以下の3つだと思います。

   バス型

   スター型

   リング型

この中で、リング型はその昔IBMが開発したトークンリングが有名で一時は一世を風靡していました。しかし、最近ではあまり使われていないのでここでの説明は省略します。したがって、これからバス型とスター型のトポロジーについてお話します。

バス型トポロジー

バス型トポロジーは、上の図のように 1本の環状線(バックボーン)に枝状にコンピュータが接続されます。 バス型で代表的なトポロジーは、Ethernet(イーサーネット)です。みなさんも聞いた事はあると思います。イーサーネットは、大規模ネットワーク、小規模ネットワーク共に現在一番良く使われています。それでは、物理的にもう少し詳しく説明します。

上の図は、物理的な接続を簡単な絵で表しています。
10Base5と言ってIEEE802.3と言う規格で決められています。
1本の環状線の両方に終端抵抗というものを付け、パソコンに接続する枝の部分にはトランシーバーと言う接続装置を付けて構成します。パソコンには、図には表れていませんがネットワークカードを取りつけてトランシーバーと接続します。ケーブルは、結構太い黄色の同軸ケーブルになります。(イエローケーブルなんて言ってます)同軸ケーブルと言うとテレビのアンテナケーブルなんか同軸ケーブルを使っています。太い同軸ケーブルなので、ノードからノードまでの距離が長い時はケーブルが邪魔になるかもしれません。伝送速度は10Mbps(1秒間に10Mbitデータを送れる事)です。しかし、いつでも10Mbpsでデータを送っているかと言うとそうではありません。通常、2Mbps程度です。これは、各ノードのパソコンの処理速度によって大きく変わります。さらに、トラフィック(データの行き来が多くなると交通渋滞が発生する)によるパフォーマンスの低下も原因の1つです。ですから、最高10Mbps
また、ノードとノードの最大接続距離は500mです。

スター型トポロジー

上の図は、スター型トポロジーの物理的接続を表しています。 見ての通り星型の接続なのでスター型と呼んでいます。 このトポロジーは、現在もっとも使われているイーサーネット10BaseTが代表的です。

10BaseTは、上の図のようにHub(ハブ)と言う集線装置を介して各パソコンに接続するような構成をとります。
ケーブルはシールド無しのツイストペア(よってある線)を使います。

上の様なケーブルを使います。女の子のヘアースタイルの三つ網のような形でしょ・・。(これは、2つ網だけど)このケーブルは、結構細くてフレキシビリティーなので配線の引き回しが楽です。コネクタは、モジュラー型のコネクタを使います。ほら!、電話線のケーブルの先のコネクタですよ。あれを1周り大きくした形のものです。
伝送速度は10Mbpsです。その他の仕様は忘れました。
ところで、この10BaseTイーサーネットは、先ほど説明した1Base5と説明してませんが10Base2(10Base5の同軸ケーブルをもう少し細くした同軸ケーブルのイーサーネット)のコストパフォーマンスバージョンです。

どうです。ちったぁ~解りましたか?これでこのセクションは終わりです。次のセクションでお会いしましょう。

以上

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