2022年8月、ホームページを全面リニューアルしました! 情報を分かりやすくお伝えできるサイト作りを目指してまいります。

Squidソースインストール!

Squidについては、技術の部屋の 別テーマ で説明してあるのでここでは割愛する。本ネタでは、2001年12月現在で最新のsquid-2.4.STABLE3ソースバージョンのインストール方法を説明する。

インストール環境のLinuxは、Laser5Linux7.1である。


1.ソースのゲット

ソースは、 ここのオフィシャルサイト でゲットする。squid-2.4.STABLE3-src.tar.gzである。


2.コンパイルの前に

ソース展開後コンパイルするわけだが、その前に”squid”ユーザ&グループを作る。

# groupadd squid
# useradd -g squid squid


3.ソースの展開

ソースの展開は、/usr/local/srcに展開とする。ユーザは、squidユーザで作業を行う。

# su – squid

$ cd /usr/local/src

$ tar -zxvf /tmp/squid-2.4.STABLE3-src.tar.gz


4.ソースのコンパイル

ソースをconfigureしmakeする。そのまま、squidユーザで行う。

$ ./configure

$ make

rootになって、

$ su root
Password : 
***********

# make install

# cp cachemgr.cgi /usr/local/apache/cgi-bin/
cachemgr.cgiについては、 ここ の3項の注記を参照すること。


5.設定

コンパイル後、/user/local/squidディレクトリにsquid.confが出来るので、このファイルを編集する。proxyキャシュとして使う場合、以下の設定を最小限行うこと。


http_port 8080
                       ← squidのポートを8080にする

cache_mem 16 MB               ← キャシュに16Mバイトのメモリを割り当てる

cache_dir ufs /usr/local/squid/cache 100 8 256  ← キャシュに100MBの領域をHDDに割り当てる

#ftp_user Squid@

#Default:
refresh_pattern ^ftp: 1440 20% 10080
refresh_pattern ^gopher: 1440 0% 1440
refresh_pattern . 0 20% 4320

#Defaults:
acl all src 0.0.0.0/0.0.0.0
acl manager proto cache_object
acl localhost src 127.0.0.1/255.255.255.255
acl SSL_ports port 443 563
acl Safe_ports port 80 21 443 563 70 210 1025-65535
acl CONNECT method CONNECT

acl mitynet src 192.168.255.0/255.255.255.0       ← ローカルネットワークをここでは、mitynetというアクセスリストとして定義する

http_access allow manager localhost
http_access deny manager
http_access deny !Safe_ports
http_access deny CONNECT !SSL_ports

http_access allow localhost
http_access allow mitynet 
                   ← ローカルネットワーク内からアクセスを許可する
http_access deny all

icp_access allow all

miss_access allow all

cache_effective_user squid
cache_effective_group nobody

このような感じに編集する。


6.起動

さて、いよいよ起動してみよう。起動は、squidユーザで行う。

# su – squid

squidを初期化する。

$ /usr/local/squid/bin/squid -z    もしくは、

$ /usr/local/squid/sbin/squid -z

squid起動。

$ /usr/local/squid/bin/RunCache &

これで、プロセスidが表示され起動する。起動は、これでOK!
以降、立ち上げ時に自動起動されるように、/etc/rc.d/rc.localファイルに、以下の記述を追加しておこう!

# vi /etc/rc.d/rc.local
# squid start
if [ -x /usr/local/squid/bin/RunCache ]; then
su squid -c “/usr/local/squid/bin/RunCache &”
fi

以上

コメント