Squidについては、技術の部屋の 別テーマ で説明してあるのでここでは割愛する。本ネタでは、2001年12月現在で最新のsquid-2.4.STABLE3ソースバージョンのインストール方法を説明する。
インストール環境のLinuxは、Laser5Linux7.1である。
1.ソースのゲット
ソースは、 ここのオフィシャルサイト でゲットする。squid-2.4.STABLE3-src.tar.gzである。
2.コンパイルの前に
ソース展開後コンパイルするわけだが、その前に”squid”ユーザ&グループを作る。
# groupadd squid
# useradd -g squid squid
3.ソースの展開
ソースの展開は、/usr/local/srcに展開とする。ユーザは、squidユーザで作業を行う。
# su – squid
$ cd /usr/local/src
$ tar -zxvf /tmp/squid-2.4.STABLE3-src.tar.gz
4.ソースのコンパイル
ソースをconfigureしmakeする。そのまま、squidユーザで行う。
$ ./configure
$ make
rootになって、
$ su root
Password : ***********
# make install
# cp cachemgr.cgi /usr/local/apache/cgi-bin/
cachemgr.cgiについては、 ここ の3項の注記を参照すること。
5.設定
コンパイル後、/user/local/squidディレクトリにsquid.confが出来るので、このファイルを編集する。proxyキャシュとして使う場合、以下の設定を最小限行うこと。
http_port 8080 ← squidのポートを8080にする
cache_mem 16 MB ← キャシュに16Mバイトのメモリを割り当てる
cache_dir ufs /usr/local/squid/cache 100 8 256 ← キャシュに100MBの領域をHDDに割り当てる
#ftp_user Squid@
#Default:
refresh_pattern ^ftp: 1440 20% 10080
refresh_pattern ^gopher: 1440 0% 1440
refresh_pattern . 0 20% 4320
#Defaults:
acl all src 0.0.0.0/0.0.0.0
acl manager proto cache_object
acl localhost src 127.0.0.1/255.255.255.255
acl SSL_ports port 443 563
acl Safe_ports port 80 21 443 563 70 210 1025-65535
acl CONNECT method CONNECT
acl mitynet src 192.168.255.0/255.255.255.0 ← ローカルネットワークをここでは、mitynetというアクセスリストとして定義する
http_access allow manager localhost
http_access deny manager
http_access deny !Safe_ports
http_access deny CONNECT !SSL_ports
http_access allow localhost
http_access allow mitynet ← ローカルネットワーク内からアクセスを許可する
http_access deny all
icp_access allow all
miss_access allow all
cache_effective_user squid
cache_effective_group nobody
このような感じに編集する。
6.起動
さて、いよいよ起動してみよう。起動は、squidユーザで行う。
# su – squid
squidを初期化する。
$ /usr/local/squid/bin/squid -z もしくは、
$ /usr/local/squid/sbin/squid -z
squid起動。
$ /usr/local/squid/bin/RunCache &
これで、プロセスidが表示され起動する。起動は、これでOK!
以降、立ち上げ時に自動起動されるように、/etc/rc.d/rc.localファイルに、以下の記述を追加しておこう!
# vi /etc/rc.d/rc.local
# squid start
if [ -x /usr/local/squid/bin/RunCache ]; then
su squid -c “/usr/local/squid/bin/RunCache &”
fi
以上
コメント