Googleメールにおける自宅サーバーspfドメイン認証の設定

2 May 2024

Googleメールにおける自宅サーバーspfドメイン認証の設定

表のネタにも書いたが、GoogleメールはDNSのspfレコードをチェックしして送られてくるメールが正当なドメインからのメールかどうかをチェックすることを強化するらしい。まあ、将来的にはpostfixをdmarc対応に改造したほうがいいと思っている。しかし、とりあえずspfレコードを正確にDNSファイルに書き記すことによってGoogleメールを通したい。正しくspfレコードを書かなければ近い将来GMAILはイレギュラーなサーバーからの送信メールを全て拒否するようになるかもしれないのでここでSPFによるドメイン認証対策を行うことをお勧めする。

1.DNSゾーンファイルへのspfレコードの書き方

BINDで内向き外向きとにゾーンファイルを分けている方は外向きゾーンファイルにspfの設定を記載する。 以下は参考までに。

        IN      MX   10         mail.kozupon.com.

kozupon.com. IN TXT "v=spf1 a:mail.kozupon.com ~all"

kozupon.com. IN TXT "v=spf1 mx ~all"

AレコードでIPアドレスと対応させてる場合は、ホスト名での設定をお勧めする。

2.Googleメールで受信させてspfレコードが有効になるかの確認

自宅サーバーのメアドでメールをGoogleメール宛に送信してみる。それで、そのメールをソース表示する。

Authentication-Results: mx.google.com;

spf=pass (google.com: domain of xxxx@kozupon.com designates 202.231.70.76 as permitted sender)

ここで、「spf=none」になった場合はドメイン認証が効いてないので注意が必要である。

とにかくサーバー管理者は絶えずメールヘッダーに注目していたほうが良いかと思う。